白髪は年齢とともに目立つことが多いイメージがありますが、
年齢に関わらずストレスなどでも目立つようになります。

白髪が目立つ原因を知ることで、対策を取ることも可能です。
原因の詳細と、白髪ができる原因別の対策方法を紹介します。

なぜ年をとると白髪になるのか？

白髪の大半は生まれつきではなく、元は黒髪だったものが白髪に
変わります。年をとるごとに白髪が増えてくる方が多いのが一般的です。

白髪はメラニンをほとんど含まない毛髪のことで、メラミン色素は、
毛髪組織の元となる毛母細胞と隣り合って、毛球部に存在している
「メラノサイト（色素細胞）」で作られます。毛母細胞が細胞分裂し、
髪が作られるときに、メラノサイトからメラニン色素が受け渡され、
髪の内部に取り込まれます。

白髪になる原因は、メラノサイトの働きが低下してメラニン色素が
作られなくなったり、毛母細胞に色素がいかなくなったりするからです。

メラノサイトの働きが低下する原因の多くは加齢と考えられますが、
まだわからない部分もあります。

年齢による白髪

一般的な原因は、年齢を重ねる事による身体の老化です。

年齢を重ねると、細胞を修復するホルモンと、
女性ホルモンのが分泌量が減少します。

細胞を修復するホルモンは、睡眠中に分泌されるものです。

それぞれのホルモンが分泌される量は眠りの深さによって異なります。

年齢を重ねると睡眠の質が低下し、眠りが浅くなる傾向があるのです。

そのため、十分な量が分泌されなくなります。

髪の修復作用効果を得られなくなることは、白髪の原因となるでしょう。

また、女性ホルモンには、血管を広げる作用があります。

女性ホルモンの分泌量が減少する事によって、毛根や頭皮の血行不良となり、
白髪だけではなく抜け毛や薄毛の原因にもなるのです。

ストレスによる白髪

精神的、肉体的なストレスも白髪の原因となります。

ストレスは神経に作用し、全身の血管を収縮する作用があるのです。

そのため、頭皮も血行不良になり、髪に栄養が行き渡らなくなります。

ストレスによって自律神経が乱れ、細胞を修復する
ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。

血行不良とホルモン分泌に影響するため、ストレスは白髪の原因になるのです。

食生活を見直す

年齢を重ねる事は避けられません。

しかし、努力次第で老化現象を抑制することは可能です。

栄養バランスの整った食生活を心がけ、インスタント食品やお菓子など、
必要な栄養素を摂取できない食品は避けましょう。

発酵食品やフルーツに含まれる抗酸化物質などを摂取し、
白髪を予防することも可能です。

白髪の対策には睡眠が重要

食生活だけではなく生活習慣も見直し、十分な睡眠をとります。

細胞を修復するホルモンを分泌できる様、22時～深夜2時の
間は眠りについている状態を心がけましょう。

白髪の原因や対策として最も重要なポイントは、睡眠の質です。

睡眠をとることができないという状況は、
身体だけではなく精神的にも大きな負担となります。

細胞を修復するホルモンは、身体も脳もリラックスした
状態でなければ、十分に分泌できません。

さらに、自律神経の乱れは、睡眠の質が低下することでも起こります。

十分な睡眠をとらないというだけでも、
白髪の原因を沢山作ってしまう事になるのです。

運動不足を解消する

頭皮には毛細血管があるため、血流の善し悪しが重要です。

血行不良になると、毛細血管しかなく心臓からも
遠い位置にある頭皮までは、栄養が行き渡りません。

血流を改善するための方法として、運動をすることがおすすめです。

ウォーキングやランニングなど、適度な運動でも
全身の血行促進効果が期待できます。

また、ホルモン分泌やストレス緩和作用のある物質にも作用するのです。

気分をリフレッシュさせストレスによる白髪予防にも効果が期待できます。

忙しい場合には無理をせず、’ながら’運動もおすすめです。

買い物や散歩、通勤の時間でできるウォーキングや
階段の上り下りでも良いでしょう。

白髪を予防する事は可能

年齢とともに、生活習慣や食生活の乱れが
「老化現象」となって身体の表面に現れます。

睡眠の質や時間、日々のストレスも白髪の原因になるのです。

また、健康を意識した食生活や生活習慣を心がけましょう。

心がける事によって、ストレスの緩和や健康な体つくりに繋がり、
白髪の予防対策に効果が期待できます。

カラーリングなどで隠すのではなく、白髪の原因を作らない事も大切ですね。