近年、女性の薄毛で多くの方が悩んでいます。
原因をまとめました。
近年女性の薄毛に悩まれる方が多くなってきています。
ある調査では薄毛・脱毛で悩む日本人女性は
約600万人と推定されています。
割合で言うと10人に1人が悩んでいる計算になります。
そこで考えられる原因をまとめました。
☑加齢による薄毛
女性の髪の密度は20歳がピークといわれ、
太さは35歳頃がピーク。
その後は密度・太さともに衰えていき、
30代後半くらいから「髪のうねり」も目立ってきます。
そして40歳前後から、だんだん髪のハリやコシがなくなり、
白髪や薄毛、抜け毛など、「髪の加齢変化」
が目立ってきます。
☑ホルモンバランスによる薄毛
髪の毛の発毛、育毛のためには、
女性ホルモンや成長ホルモンが関係しています。
これらのホルモンは、加齢とともに減少するため、
閉経前~閉経後にかけて、抜け毛や薄毛の悩み
を持つ女性が増えている傾向があります。
女性ホルモンは、思春期の頃から徐々に
分泌されるようになり、女性らしい体を作っていきます。
そして20代から40代ごろには、
安定して分泌されるようになり、妊娠しやすい身体を作ります。
このころが、女性ホルモン分泌のピークです。
女性ホルモンが安定して分泌されていると、
健康で、精神面も前向きで明るく過ごすことができます。
しかし、50歳前後になると、
いわゆる更年期と呼ばれる時期になります。
この時期になると、女性ホルモンを分泌する
働きがある卵巣の機能が低下していきます。
卵巣の機能低下に伴い、女性ホルモンの
分泌量はどんどん減ってしまいます。
☑睡眠不足
一般的には6~8時間くらいの睡眠時間が
必要であると言われていますが、これが不足すれば
心身にいろいろな悪影響を与えます。
新たな細胞が作り出されずに、
髪の毛は細くなり、薄毛や抜け毛へとつながっていきます。
睡眠不足の原因には、さまざまな要素があります。
➡え?寝不足が薄毛の原因
☑ストレス
家庭内の問題に加え、仕事や金銭面での悩み、
人間関係など、様々なストレスが女性に襲いかかります。
日常生活を過ごすだけでもうヘトヘトですよね。
身体の変調を引き起こす原因になっている
ことは言うまでもありません。
もちろん髪や頭皮に与える影響も大きいと言えます。
また、薄毛に対する過剰な反応も、悩みを大きくし
長引かせる原因になる場合があります。
現代社会においてストレスはさけられない
問題です。
☑びまん性脱毛症
びまん性脱毛症の原因としては、
加齢やストレスなど、様々なものが考えられます。
なかでも、女性ホルモンと血行不良は、
びまん性脱毛症と深く関わっています。
例えば、加齢やストレスによって
ホルモンバランスが崩れ、女性ホルモンの
分泌量が低下してしまうと、抜け毛が増えます。
これは、女性ホルモンのエストロゲンが、
育毛のサポートをしているためです。
エストロゲンは、髪の毛が成長していくサイクルである、
成長期の期間を長く保つ働きを持っています。
そのため、エストロゲンがきちんと分泌されていれば、
髪の毛の成長期間が長くなり、
抜け毛が増えるようなことはありません。
しかし、加齢やストレスによって
エストロゲンの分泌量が低下すると、
髪の毛の成長期間も短くなり、
その分髪の毛が抜ける休止期が長くなってしまうのです。
そのため、抜け毛が増えて髪の毛の量が減ってしまいます。
また、生活習慣の乱れや運動不足、
ストレスなどにより、血行不良となることで、
びまん性脱毛症を発症してしまう場合があります。
頭皮は人間の身体の中で一番高い位置にあり、
元々血液が行きづらい箇所です。
これに、血行不良もプラスされると、
さらに血液が頭皮まで行き届かなくなります。
血液が行き届かないと、
育毛・発毛に必要な栄養素が届かず、
さらに頭皮環境も悪くなってしまいます。