白髪を見つけたら・・・
抜いちゃダメ!染めましょう。
白髪は抜いてはダメ
鏡を見て、白髪を見つけると抜きたくなりますよね。
でもぜったいに抜いてはいけません。
髪は頭を守るために皮膚の内側で作られ、しっかりと固着しています。
強い力で髪を引き抜くと、頭皮の下で髪をつくっている毛包が
傷んでしまい、次に生えてくる髪にダメージを与えてしまいます。
白髪を抜いて、白髪を減らす行為は、新たなトラブルの原因になりますよ。
なぜ白髪が生えるのかは、まだ解明されていない
毛根にある色素細胞が働きを止めると、メラニンという黒い色素
がつくられなくなり、白髪が生えてきます。
白髪は年をとると生えてくるのが一般的ですが、最近では
若い人でも白髪で悩む人が多くなっています。
単に老化現象では無いとも言えますが、残念ながら現時点では、
色素細胞が色素をつくらなくなるのがなぜなのかは分かっていません。
髪を染める前には準備を行う
【パッチテストを行う】
ヘアカラーで髪を染めるときは、48時間前(2日前)に、
パッチテスト(皮膚試験)を行います。
パッチテストとは、使用するカラーリング剤が体質に合うかどうか
をチェックすることです。
初めて髪を染める人、アレルギー体質の人はもちろん、
いままでカラーリング剤にかぶれたことがない人も、
髪を染める前には必ずパッチテストを行います。
①商品の中の専用トレーに1剤と2剤をそれぞれ綿棒でとり
よくかきまぜます。腕の内側に10円玉大に薄く塗り、
自然乾燥させます。パッチテスト当日の入浴は控えて、
塗った部分はこすらないようにしてください。
②塗布後30分で1回目のチェックを行い、48時間後に
2回目のチェックを行います。塗布部分に発疹、かゆみ、
水泡、赤み、腫れ、刺激などの異常がでなければ問題なし。
48時間以内に皮膚の異常を感じた場合は、すぐに
カラーリング剤を洗い流し、テストを中止、使用しては
いけませんよ。
【身支度】
カラーリング剤が肌につかないように、身支度を行います。
①耳の周り、ひたい、首、うなじなど、髪の生え際に
油性のコールドクリームを塗ります。
間違ってカラーリング剤を肌につけてしまったときに
簡単に洗い流せるようにするためです。
②耳に耳カバーをかぶせます。
③商品の中に入っているビニール手袋をはめ、
ずれないように手首をゴムでとめます。
白髪の染め方
①ヘアマニキュアの液を出します。
↓
②いつものヘアスタイルで一番目立つ分け目の部分から
染め始める。コームにヘアマニキュアを出し、髪の根元
から毛先に向かって1度とかす。同じ箇所をもう一度
とかしカラーリング剤を毛先までなじませます。
とかしすぎると、逆にカラーリング剤がつかないので注意。
↓
③染める部分の髪をコームで取り分ける。(幅2cmほど)
分け目の両脇を十分に染め、左のこめかみから右のこめかみ
までの部分の髪を約2cm幅で分けながら、そのつど
その分け目の両脇をとかして染めていきます。
↓
④コームにヘアマニキュアを出し、耳の上と耳の周りの髪を
染める。髪の流れに沿って1度とかし、その後、少し目の
こまかいくしでとかしながら、ヘアマニキュアをなじませます。
↓
⑤後頭部を染める。ふだん髪をとかすときと同じ要領で
染めれば良い。セミロングやロングヘアの人は、襟足から
染め始め、頭頂部へ向かって約2cm幅でブロッキング
しながら、根元から毛先へ向かって、しっかりと染めていく。
最後につむじを染めたら、完了です。そのまま15分間
放置します。
↓
⑥染めたあとはヘアマニキュアの色が出なくなるまで、
十分にシャワーですすぎます。このとき手袋はつけたままで。
すすぎ湯が目に入ったり、肩や体にかからないように注意すること。
すすぎ終わったら、シャンプーをして、タオルで乾かす。
色移りすることがあるので、汚れても良いタオルを使用します。
以上で終了です。おつかれさまでした。