あなたは髪を洗う時、どういったことに気をつけていますか?
ゴシゴシ力を入れてしっかり洗うことでしょうか。
☑皮脂を徹底的に洗い流すのはダメ!
薄毛に悩んでいる人ほど、髪を洗う時は皮脂が残らないよう、
頭皮をしっかり洗う傾向が見られます。
しっかり洗うことにはデメリットが2つあります
【理由1】
髪に栄養がいかなくなる。
皮脂を作ることばかりに栄養が偏ると
髪の毛に十分な栄養がいかなくなります。
結果髪の毛が痩せ細ったり、
抜けやすくなったりしてしまいます。
【理由2】
頭皮が乾燥してしまう。
髪を洗いすぎると頭皮が乾燥して
ホルモンバランスが崩れてしまい、
脂を過剰に分泌してしまいます。
水分が乏しく、皮脂だけは余分にあるという
アンバランスな状態になります。
この状態(脂ぎった頭)をさらに解消しようと
過剰に髪を洗ってしまい悪循環に陥ってしまいます。
頭皮に大事なことは保湿です。
頭皮の乾燥を解消することが必須となります。
☑ノンシリコンシャンプーが良いとは限らない
ノンシリコン=自然派シャンプーではありません。
シリコンというのは、髪の毛をコーティングする成分です。
シャンプーは本来、髪と地肌の汚れを落とすのが目的ですが、
コーティング剤が入っていると髪や頭皮に余分なもの
が残るのではないかという考えから、
ノンシリコンシャンプーが作られています。
しかしノンシリコンをアピールする反面、
頭皮に良くない成分を使っている
シャンプーがかなりあります。
ノンシリコンを強調することで、頭皮に悪い成分が
目立たないようにしているのかもしれません。
いずれにしても、ノンシリコンと書いてあるからといって、
即購入することは避けてください。
☑シリコンよりも髪と頭皮に悪い成分とは
シリコンよりはるかに髪と頭皮に悪い影響を
与える成分は「合成界面活性剤」です。
【界面活性剤とは】
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、
性質を変化させる物質の総称です。
構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、
油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。
この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、
混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。
界面活性剤は大きく3つの種類に分けることができます。
①高級アルコール(動物や植物の油脂を加工したもの)
②石鹸(石鹸素地を加工したもの)
③アミノ酸(天然素材のアミノ酸を加工したもの)
この3つのうちの「高級アルコール」が合成界面活性剤にあたります。
価格の安いシャンプーはほとんどが合成界面活性剤を使っています。
☑なぜ合成界面活性剤が髪と頭皮に悪いのか
なぜなら合成界面活性剤は洗浄力が強すぎるのです。
シャンプーに使われる合成界面活性剤は、
食器を洗う洗剤と同じなんです。
食器についたガンコな油汚れを洗い流すように
頭皮の油を根こそぎ洗い流してしまいます。
さらに 合成界面活性剤には、
「ラウレス硫酸アンモニウム」
のように発がん性がある成分
「ラウリル硫酸アンモニウム」のように
発毛障害がある成分が使われています。
シャンプーの成分は、いくら丁寧に洗い流しても頭皮に残ります。
悪い成分が頭皮に残ってしまうと当然良くないです。
次に、合成界面活性剤は洗浄力が強いため、
頭皮にいる善玉の常在菌を殺してしまいます。
善玉菌を殺してしまい、頭皮も自然の環境とは
程遠い環境にしてしまいます。
すると、汚れが分解されにくくなり、
過剰な皮脂でベタついたり乾燥して
フケが出やすい状態になります。
☑合成界面活性剤を使用しているかを見分ける方法
あなたが使用しているシャンプーが、
合成界面活性剤をしようしている可能性が高いのか
を簡単に見分ける方法があります。
それは「シャンプーが透き通っているかどうか」です。
透き通っているシャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤を
使っているシャンプーが多いのです。
合成界面活性剤を使用しているシャンプーは、
白かったり、色がついています。
なぜ合成界面活性剤を使用しているシャンプー
には色がついているかというと、
合成界面活性剤を使用したシャンプーは、
洗浄力が強く皮脂を取りすぎるため、
髪と地肌がパサパサしないように油分が含まれています。
その油分を補充する過程で濁りが生じ、
最後に着色されるわけです。
☑成分表記で見分ける方法
成分表記は含有量が多い順に並べるというルールがあります。
含有量の最も占めているのが水と洗剤です。
成分の中で特に重要なのが洗剤です。
下記が悪い洗剤と安心できる洗剤の例です。
【悪い洗剤の例】
・ラウリル硫酸○○
・ラウレス硫酸○○
・ラウリルベンゼンスルホン酸Na
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
【安心できる洗剤の例】
・○○グルタミン
・○○タウリン
・○○アラニン
・○○グリシン
・○○ベタイン
・カリ石鹸素地
頭皮環境に優しいシャンプーの見分け方は
「アミノ酸 シャンプー」というワードで検索してみてください。
成分表記を見て「ラウロイル○○」「ココイル○○」といった
界面活性剤を使用していれば、アミノ酸系のシャンプーです。